AKIMASA.NET >> 細見谷渓畔林と十方山林道

投稿原稿素案

http://hosomidani.akimasa21.net/index.php
(細見谷渓畔林と十方山林道、トップページのURLです)

a:1726 t:1 y:1

機関紙「森と水と土を考える会」投稿原稿素案

私の細見谷渓谷遡行記、2009年08月23日(日)

  • 私と細見谷

ついに私の細見谷渓谷遡行を実行する時がきました。思えば、私が細見谷という言葉を初めて知ったのは、妻と孫2人を連れて、森と水と土を考える会主催の「十方山細見谷、小型サンショウウオ観察会&調査」(2002年8月10日)に参加したときでした。

あれから、もう7年もたっています。その時の紹介者は原哲之さんで、上記観察会&調査の結果も含めた学術書である「細見谷と十方山林道(2002年版)の編集責任者をつとめた後、2005年春に病気で亡くなってしまいました(享年41歳)。

  • 私と細見谷林道問題(十方山大規模林道問題)

細見谷は、広島県廿日市市吉和の最奥にある谷で、現地に人家は一軒もなく、西中国山地最奥の谷となっています。そして、そこを流れる細見谷川の両岸には美しい水辺林が発達しており、細見谷〈渓畔林〉と呼ばれています。

この渓畔林を貫いて、50年以上前に未舗装の十方山林道(幅員3~4m)が造られています。そして今、この林道を「緑資源幹線林道事業」の一環として組み込み、〈拡幅舗装化〉する計画が進められているのです。

この工事による影響は、ほんとうに軽微だといえるのでしょうか。細見谷〈渓畔林〉はどうなるのでしょうか。とても心配です。

  • 緑資源機構は廃止されたけれども

工事主体の独立行政法人・緑資源機構(元の森林開発公団、農林水産省所管)は、2007年5月24日、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑による逮捕者を出し、翌年3月31日に廃止されました。

しかし、大規模林道工事そのものが廃止されたわけではありません。国は新たに「山のみち地域づくり交付金」というものをつくり、道・県に事業を移管することにしています。広島県においてその決定は延び延びになっており、事業の継続あるいは中止の方針はまだ示されていません。

ところが現在では、林道中央部分の細見谷渓畔林(国有林)において、林業施業の予定は全くありません。それなのになぜ今でも、大規模林道工事継続なのでしょうか。広島県によるすみやかな中止決定を望むものです。

-未完-

http://hyakuzan.akimasa21.net/fwd3/20090823HMD

私は、個人の立場で、同会や同会と友好関係にある諸団体の行う講演会、現地観察会などに積極的に参加してきました。

私が同会に入会したのは、原さんの亡くなった年の夏で、入会後しばらくして「細見谷と十方山林道(2006年版)」(2002年版刊行後の活動記録)の編集責任者をつとめることになりました。さらに、自著「細見谷渓畔林と十方山林道」(2007年10月)を出版しました。その間に、十方山(および十方山林道)を始め、その周辺の黒ダキ山、沼長トロ山などを頻回に登ってきました。

細見谷は、広島県廿日市市吉和の最奥にある谷です。具体的な場所は、広島・山口・島根三県境付近から、広島・島根県境尾根(五里山~恐羅漢山)が北東に延びているこちら側(広島県側)になります。

高木層では高頻度に出現するサワグルミ、トチノキ、ミズナラに加えて、ブナ、イヌブナ、イタヤカエデ、ハリギリ、オヒョウなどが中~低頻度で出現する生物多様性の宝庫です。