第14回大規模林道問題全国ネットワークの集い(細見谷渓畔林現地見学会)

投稿日:2018年6月26日 更新日:

以下、整備中です。

はじめに

2006年06月10日(土)、第14回大規模林道問題全国ネットワークの集い
細見谷渓畔林現地見学会(カネヤン原、ワサビ田、下山橋)
(出発帰着:二軒小屋)

2006年06月10日(土)全国大会
第14回 大規模林道問題ネットワークの集い in 広島
止めよう!緑資源幹線林道
残そう!細見谷渓畔林
細見谷渓畔林現地見学会、交流会(夕食、KKR広島)

翌日2006年06月11日(日)
大規模林道問題ネットワーク
集会(広島県立生涯学習センター)

6月10日11:00、広島駅新幹線口出発予定(第一陣)
現地見学会のマイクロバス(先発便)は、定刻から少し遅れて出発した。バスの中で、この会の主管「森と水と土を考える会」原戸祥次郎会長の挨拶の後、田中幾太郎さん(ツキノワグマ研究家)のミニ解説あり。

一昨年300頭弱のクマを駆除
480プラスマイナス200頭からすると、全体の6~7割を捕ったか?
それ以降クマの痕跡が極端に少なくなっている
西中国山地におけるクマの生息域は、エリアがせまく絶滅の恐れがある
ところで、昨今のクマは人里に居ついて人間の食事の味を覚えている
クマそのものが変わってしまった(平成クマの出現)

吉和支所にて自家用車に分散(運転手Yaさん)
田中幾太郎さん、加藤彰紀さんと一緒の車になる
期成同盟の看板を見ながら林道へ向う、テレビクルーも伴走している
前回2001年10月6日(土)の全国大会現地観察会は、二軒小屋~下山橋だったようだ。今日は中津谷~下山橋の予定なので、これで初めて細見谷渓畔林の核心部分を通してみてもらうことになる。
13:30、押ヶ峠、自然休養林入口、看板を初めて見る
林道そのものを地道を歩く学校登山のコースとして利用する田中提案
渓畔林~恐羅漢山一泊など面白いだろう
加藤さん、通称七曲が割りと丁寧に作られているとの印象を語る
田中さん、林道完成(昭和28年)の翌年から高校生として3年連続で、引率の先生に連れられて細見谷に入る。それはそれは深い森だった。その後、折に触れて植物等の話あり。

14:20、カネヤン原
金井塚さん、クマは林道沿い、谷底によく出てくる
クマにとって大切なことは、元の自然環境を取り戻すことである
その点が行政には欠けている
未舗装の林道の上を絶えず水が流れている、細見谷渓畔林は湿地帯なのだ
そこを舗装すれば、路面上の水はすぐに流れ去っていく、水温が上昇する
木を切るので地面が乾く、水温が上昇する、という悪循環だ
水生昆虫の生態に大きな変化をもたらすことになるだろう
ミヤマカラスアゲハの吸水活動(写真)は感動を与えたようだ。だれが何処で発言したのか、それにしても植物写真集(堀啓子作)の威力はすごい

1500前、ワサビ田
アサガラの白い花がぶら下がっている
オタカラコウ、イタドリ、マムシグサ、タカクマヒキオコシなどを材料に道々田中さんのミニレクチャーは続く。ウバユリは一生に一回だけ花を付けるという。ここでオオウバユリの話となり、参加者から、最近ではウバユリ (西日本)、オオウバユリ(東日本)を区別しないという説もある、との話あり。周りを見渡せば、多くの樹木が入り乱れて生育している。まさに種の多様性の宝庫だ。

下山橋(下山林道入口)でUターンして、広島市内に帰り着いたのは、午後7時過ぎ、午後7時30分から交流会(会食)。

田中さんのスピーチを改めて聴く。つい最近まで目の前にあった「ブナの深山(みやま)」の魅力について語る内容に、隣席になった山を考えるジャーナリストの会 所属の方も感動したようだ。その方の話では、前回の現地観察会では細見谷の価値に疑問を感じた(二軒小屋~下山橋)。しかし、今回はほんとうにいい森だと納得したようだ(中津谷~下山橋) 。実際に下山橋から南側の方が見ごたえがあると思う。といいつつ、現在よりもはるかに深い深い森がかつてあったのだ、ということを忘れてはいけないだろう。それに比べれば、現在の状態ははるかに悪化しているはずなのだから。

熊森協会の若い人(一人は大学生だという)が二人参加していた
これからの時代は、若いものがやらないと、という言葉が頼もしい
熊森の会長さんに許可を得て、我がHPにリンクしてある旨伝える

大雪やスギ談義:
東日本のメンバーには当地が豪雪地帯だとは信じられないようだ
加藤さん、スギの倒れ方が異常だ(あまりにもあっけなく倒れている)
田中さん、根が張らない表スギを植林しているから雪に弱い
とはいうものの、下山林道では、カツラ、ズミの大木が倒れたらしい
今年の大雪の影響は例年とは全く異なる

私にも、「細見谷と十方山林道2006」編集者としてマイクの前に立つ機会が与えられたので、自著出版の意思表示をする。現状では、アマゾンで「細見谷」を検索しても1件も引っかからない。やはり、一般に流通する書籍がほしいところだ。

原敬一(葉山の自然を守る会代表)
加藤彰紀(大規模林道問題全国ネットワーク事務局長)
田中幾太郎(ツキノワグマ研究家)
金井塚務(広島フィールドミュージアム)
などの各氏(今日お会いした順番)。

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